「いそがしい」を自慢していませんか?
日本人が失った「本当の豊かさ」を取り戻すために
「りくつ」抜きに「ゆとり」と「くつろぎ」の時間――「ゆとろぎ」
学ぶこと、詩をつくること、寝ること、ぼんやりすること、瞑想すること、家族や友人とのおしゃべり、お客をもてなすこと、神に祈ること、旅に出ること、そして、死ぬこと……
これらすべてを含むのがアラビア語の「らーは」=「ゆとろぎ」という言葉なのです。
「もの」や「時間」にこだわりすぎない
遊牧民の生活からみえた、生き方の「品格」
《本書の内容》
第一章 「休息力」を育てる
第二章 「もたない」勇気をもつ
第三章 ゆとろぎ文化――日本人が失った豊かな「間合い」をとりもどす
第四章 「ゆうーっくり」生きる――日本人に受け継がれる「漂流の哲学」
第五章 ゆとろぎの旅路――動くことが人間の証(あか)し
第六章 「後期高齢者」でなく、「高貴」な「紅齢(こうれい)者」