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機密公電が明かす、戦前日本のユーラシア戦略
帝国陸軍 見果てぬ「防共回廊」
テイコクリクグンミハテヌボウキョウカイロウ
著者名 関岡英之
在庫なし

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ISBNコード 9784396613594
判型/頁 四六ハード/320頁
価格 1,870円(税込)
発売日 2010/03/15

瞠目の新資料発掘!
林銑十郎、板垣征四郎らの軍人から外交官、諜報員たちが参画した壮大な大陸政策構想。
その全貌を今、解き明かす!
満州―モンゴル―ウィグル
親日国家群を樹立せよ。

<封印された秘史から「現在」が見えてくる>
チベット問題について学んでいくなかで私は、戦前の日本がチベットのみならずモンゴルやウィグルなどとも浅からぬ関係を構築していたことを知った。それは旧帝国陸軍が極秘で推進していたユーラシア戦略の一環であり、モンゴル、ウィグルの独立を支援して反共親日国家群を樹立し、ソ連の南下を防ぎ、中国共産党との連携を遮断し、東アジアの赤化を阻止するという壮大な構想に基づいていた。これを「防共回廊」構想という。我が国では敗戦後、正史で決して採りあげられることのない逸史として封印された。
(本書「まえがき」より)

「戦前日本の大陸政策は侵略」なのか(本書の内容)
*19世紀、英露の「グレート・ゲーム」と日本
*モンゴル人に偽装した男・西川一三
*なぜ林銑十郎は「赤化」に敏感だったのか
*防共回廊構想の思想的源流と板垣征四郎
*大川周明の人材養成機関
*語学将校・茂川秀和の知られざる生涯
*孫文、蒋介石、毛沢東は「回民」をどう見ていたか
*「オスマン朝末裔」の擁立計画があった
*廣田弘毅、有田八郎ら外相に宛てた極秘公電の中味
*防共回廊のための「空のシルクロード」計画とは