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新発見の古写真が暴いた明治政府の偽造史
西郷の貌
サイゴウノカオ
著者名 加治将一
在庫なし

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ISBNコード 9784396614133
判型/頁 四六ハード/376頁
価格 1,980円(税込)
発売日 2012/01/31

禁断の歴史シリーズ第5弾!
維新英傑の顔は、なぜ消されたのか?
その写真には若き日のリアルな姿があった──
チンケな肖像は、もう見飽きた。
「本物」をとことん味わえ!

「西郷隆盛」は実在しない──はずだった
歴史作家・望月真二(もちづきしんじ)は、一枚の古写真に瞠目(どうもく)した。「島津公(しまづこう)」とされる人物を中心に、総勢13人の侍(さむらい)がレンズを見据えている。そして、その中でひときわ目立つ大男……かつて望月が「フルベッキ写真」で西郷隆盛に比定した侍に酷似していたからだ。この男は、若き日の西郷なのか?
坂本龍馬(さかもとりょうま)や勝海舟(かつかいしゅう)らと違い、西郷を写した写真は現存しない、とされている。よく知られた西郷の肖像は、彼の死後、外国人が描いたものだ。「13人撮り」の大男が西郷だとしたら、この写真はいつ、何のために撮られたのか。謎を解明すべく、望月は鹿児島へ飛んだ。
明治維新の中心人物たちと「南朝」を結ぶ糸、西郷と公家の関係、武器商人・グラバーの影……望月は、次々と驚愕の事実に直面する。