初出場で世界コンクール「クラブ・デ・クロクール・ド・ショコラ」最高位を獲得
世界を驚かせたパティシエ。その仕事哲学のすべて
「常識」ではない“当たり前”を徹底せよ!
◎なぜ、支店を出さないのか?
◎絶対に売れないと言われた土地でオープンした理由
◎「●●産のおいしい卵を使っています」だけではもう伝わらない
◎入社試験はジョギング。その理由とは
◎人脈作りはするな
◎「いい仕事」とは、誰が決めるのか?
◎試作する前にやるべきこと
◎エスコヤマには、失敗作は存在しない
僕は、その時その時、目の前にあることをただただ一生懸命に取り組んできた。今考えると、それが「丁寧な力」であるかもしれない。
どんなジャンルの仕事であっても、丁寧な力こそ仕事の基礎力になる。さらに、それは海外で通用する武器になる。僕自身、MBAなど持っていないし、海外で修業した経験もないが、丁寧な力が認められて、昨年2011年、海外コンクールで最高評価をいただいた。
本書では、僕が今までの経験で培ってきた丁寧な力や、普段スタッフに教えていることをお伝えしたい。ケーキ屋の話だと思わず、皆さんもぜひ普段の自分の仕事に活かしてほしい。(本文「はじめに」より)