胸にトキメキがある限り、私は世界最高峰に挑む!
60代で夢を失って燃え尽きた冒険家が奇跡の復活!
人類の限界にアタックするその原動力とは
[プロローグ] 夢中が冒険の扉を開く(三浦豪太)
[ 第1章 ] なぜ80歳で、3度目のエベレストなのか(三浦雄一郎)
[ 第2章 ] 冒険は究極のアンチエイジング(三浦豪太)
[ 第3章 ] 三浦家の遺伝子(三浦豪太)
[ 第4章 ] 三浦家の食卓─冒険家のレシピ公開(三浦豪太)
[エピローグ] この胸にトキメキがある限り(三浦雄一郎・三浦豪太)
80歳、男はなぜ「無謀」な冒険に挑むのか!
60代で目標を失い、燃え尽きようとしていた冒険家・三浦雄一郎が驚異の復活を遂げたのは、70歳、75歳での2度にわたるエベレスト登頂であった。下山後、その冒険心はさらに燃え盛り、周囲の心配をよそに、力強く宣言した──「80歳でまた登る!」。
だが次の5年間は想像を超えた苦難の連続だった。
大腿骨と骨盤の骨折、持病の心臓不整脈の悪化……
手術・リハビリを不屈の精神で乗り切り、さらに独自のトレーニングで肉体を若返らせた彼は、ついに2013年3月、三たびのエベレストへと出発した。
成功すれば群を抜いた世界最高齢登頂記録、人類の天頂に立つ快挙である。はたして、この「無謀」ともいうべき登攀(とうはん)に、三浦雄一郎を駆り立てるものは何なのか。三浦家のルーツを辿り、人類史に思いを馳せ、その冒険スピリットの根源に迫った快著!