手足骨折、乳がん、白内障、重篤の肺炎…
私はこうして八十代の災厄を撃退した!
「死んでも舞台は休みません!」
現役最高齢芸人が明かす
健康・長寿の極意
【本書の内容】
はじめに──「アラナイン」の心意気
第一章 卒寿(そつじゅ)芸人は大忙し
第二章 骨折──初めて使った保険証
第三章 人間、動けば銭になる
第四章 乳がん──救ってくれたイケメンたち
第五章 「歩け、歩け」で九十年
第六章 白内障──迷ったあげくの手術台
第七章 肺炎──酸素吸入で命をつなぐ
死ぬときゃポックリ──あとがきにかえて
現役最高齢芸人・内海桂子、八十代の災厄を語る
私は八十を過ぎて、これまで経験しなかった災いに見舞われました。
例えば、
「足首の下駄骨折」「手首の骨折・手術」「大腿骨の骨折」「乳がん発見・手術」「白内障の手術」「肺炎」
いつになく痛い思いもし、不安も感じました。
でもね、仕事にはほとんど穴を空けなかったし、
大袈裟に考えもしなかったから、人に詳しく話したこともなかったんです。
それでもいいから聞かせてくれ、というので、とにかく喋りました。
年寄りだから、あっちこっち話が散らかりますけど、まあ聞いてくださいな。
これまであまり打ち明けなかった、内海桂子八十代の出来事を──。
(「はじめに」より)