あの世へ逝(ゆ)くのも懐(ふところ)しだい!
「終活・葬活」の費用を徹底調査
直撃取材してやっとわかった
自分自身のエンディング・コスト
[本書の内容]
まえがき
第1章 死者を人質に取る商売……「葬式仏教」の実態etc.
第2章 「家族葬」で安く自由に……「低価格・明朗会計」あれこれ
第3章 お布施なしの身の始末……「献体」から「散骨」まで
第4章 あの世の往処も自分流……「墓地・墓石・墓参」の諸問題
第5章 人生総括は自己満足で……「生きた証」を遺す法
第6章 「旅支度」にかかる費用……賢い「遺言」と「相続」とは
第7章 底辺の人たちの看取り……「ドヤ街のホスピス」ルポ
第8章 懐(ふところ)と感性で決める最期……死ぬことがうれしくなる?
「葬祭村」を直撃取材してわかった往生の値段(エンディング・コスト)
今回のテーマは葬儀や墓など弔(とむら)いの費用である。身を始末するのにいくらかかるのかが一番の関心事である。大きく社会のあり方が変化し、家族葬や坊さんを呼ばない直葬が増えるなど、弔いのかたちが多様化している。実際にどんな生前準備が行なわれているのか。費用はどれぐらいかかるのか、それによってどんなメリットがあるのか、どういう御利益(ごりやく)があるのか、死の現場、供養(くよう)産業で働く弔い師たちを直撃取材した。葬儀ビジネスの仕掛けるワナにかからず、家族に迷惑をかけず、自分らしい最期を迎えるにはどうしたらいいのか。
これはいわば棺桶に片足を突っ込んだ貧乏ライターのエンディングノート、「終活・葬活」報告である。(「まえがき」より)