襲撃された皇女和宮!
その時彼女の「左手首」が消えた
皇女は「明治天皇の秘密」を知っていた──
遺骨、肖像画、銅像……すべてに左手首がない謎。
さらに元婚約者(有栖川宮)と新宗教「大本」教祖(出口)、
孝明天皇を警護した力士(旭形)を結ぶ糸から幕末維新の闇が解き明かされる!
歴史の闇が、また一つ明らかに!(本書の内容)
引退を表明していた歴史作家・望月真司(もちづきしんじ)のもとに、「和宮(かずのみや)の謎」が持ち込まれる。幕末維新の動乱期、孝明(こうめい)天皇の異母妹である和宮(親子(ちかこ)内親王)は、徳川家茂(とくがわいえもち)に降嫁。公武合体の象徴となった。
「謎」は、その皇女和宮の肖像写真とされる人物が別人であることや、発掘された遺体から、なぜか左手首だけが失われていたことなどを告げていた。調査を開始する望月。やがて、謎に包まれた和宮の生涯と、和宮に関わる人物たちの発言、行動から明治維新最大のタブー“天皇すり替え”の核心が浮かび上がってきた!