どうなる、日本
どうする、この国。
安倍政権の“危険な思想”を糾(ただ)す!
民主主義とは、憲法とは、安全保障とは、国家とは、
そして政治とは何か。仏文学者が政治家・小沢一郎に斬り込んだ。
今、小沢一郎は「この国」をどう見るか
堀 ……安倍政権は軍事面の強化に前のめりです。
小沢 もとより安全保障面の備えも大事です。しかし、原理原則の議論をごまかし、既成事実をつくって憲法の規定をなし崩しにしていくような姑息(こそく)なやり方は、国家の舵取りとして最悪です。それでは、一本筋の通った、国際社会から信頼される外交を展開できるわけがありません。(本文より)
政(まつりごと)の本質、原点、目的を問う
*日本を待つのは「危険な未来」なのか
*日本国憲法と国連憲章と日米安保条約は三位一体である
*小泉、安倍政権の「新自由主義」をどう評価するか
*現代は地政学的・文明史的な転換期にある
*中身がすり替えられた「積極的平和主義」
*途上国は中央集権へ、先進国は地方分権へ舵を切る
*雇用、農業、少子化、高齢化――国造りの描き方
(本書対談の論点からの抜粋)