国民的ドラマ作家が初めて贈る
「旅」と「人生」の極意。
旅も人生も、その過程が面白い
旅をしていて常々思うことがあります。たとえば「ああ、いい旅だった」と振り返る時、真っ先に思い出すのは、たいてい途中で起こったさまざまなハプニングではないでしょうか。人生だって同じではありませんか? どこに向かうかよりもっと肝心なのは、生きているということです。その過程はハプニングの連続でしょう。それも良いことばかりとは限りません。それでも「ああ、いい人生だった」と最期に思えるとしたら、その過程と精いっぱい向き合ってきたかどうかだと思うのです。(本文より)