見えない時代を生き抜くために
ビジネス界の知の巨人によるベストセラー第2弾!
現代の問題がわかる「世界史10の視点」
1◎激動の16世紀。世界史の流れはここから変わった――カール五世、新大陸への到達、宗教改革
2◎イスラム世界が歩んできた道――21世紀のテロ問題を冷静に見つめるために
3◎豊かな国インド――なぜ始皇帝もカエサルも登場しなかったのか
4◎エジプトはいつも誰かに狙われていた――「世界の穀倉」をめぐる支配の歴史
5◎日本文化に大きな影響を残した唐宋革命――平和はどのように築かれたか
6◎ルネサンスは神の手から人間を取り戻す運動だった――里帰りの3つのルートとメディチ家
7◎知られざるラテン・アメリカの歴史――スペインの支配、独立運動、キューバ危機
8◎母なる大地アフリカの数奇な運命――暗転していく歴史と奴隷貿易
9◎ドイツを統一したプロイセンと第一次世界大戦――フランク王国からヒトラー登場まで
10◎21世紀の世界はどこへ向かうのか――超大国アメリカと世界の国々
日本の「これから」の道筋は、
世界の「これまで」の歴史にヒントがある
これから展開されていく21世紀の世界で、何が起こるのかは誰にもわからない。けれども人間がつくりあげてきた過去の歴史の中に、何かヒントはないだろうか。それを上手に探せばひょっとしたら、いろいろなことがわかるかもしれない。この問題意識が、本書の大きな執筆動機となりました。
本書では前著同様日本を直接に取り上げることはしないで、遠くから日本を見つめるために参考となる「戦争」や「宗教」のような大きなテーマを軸として世界史の断面をいくつか取り上げてみました。(本文より)