累計85万部! 待望の新版
年をうまくとるという作業は、
年をとってからでは遅い
人生100年時代の「美しい老後」の教科書
いかに老いるか。考えるヒントがここに!
他人が「くれる」ことを期待してはいけない
他人の生き方を、いいとか悪いとか決めずに認めること
若い世代は自分より忙しいのだ、と肝に銘じる
子供が心配をかけたら、感謝すること
ひたすら優しくされたら、衰えを自覚する
老人であることを、失敗の言い訳に使わない
自分が容貌の衰えを気にするほど、他人は気にしていない
死ぬまでに、ものを減らして死ぬこと
昔話はほどほどに
幸福な一生も、不幸な一生も、一場(いちじょう)の夢(目次より)
いつの頃からか、私は自分の老いを戒めるものを書いておかねばならない、と思い始めていた。
その芽は、私が三十七歳の誕生日を迎えた日に発していたようにも思う。
その日、私は「さあ、これで、私も人生の後半に入ったのだ」と自分に言い聞かせた覚えがあるから。
(「まえがき」より)