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がんは治っちゃいませんが、
進行せずに、元気なんです。
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自分の体を実験台にした落語家が綴る
玄米菜食で挑んだがんとの共存11年。
はじめまして。落語家をしている柳家三壽と申します。
私は、前立腺がんの宣告を受けてから、もうすぐ11年になります。
この11年間、病院で手術を勧められても断り、抗がん剤も飲まず……というように、
がんそのものに対する医学的な治療はほとんどすることなく、
自分の体の免疫力に頼る、玄米と野菜を中心とした自己流の食事療法を続けてきました。
現代の常識からいえば、おかしなことをしている人になるでしょうか。
でも、11 年経ったいまでも私は生きています。
(「はじめに」より)
がんを宣告されながらも、
手術・抗がん剤・放射線という標準治療を断り、
自分の体を実験台に食事療法に挑んだある落語家のがん闘病記です。
がん宣告から現在まで、11年弱にわたり食事療法の日誌をつけ続け、
食事以外にも日常生活の中で、何をしたら数値が上がり、
どうしたら下がったかなど、自分自身をつぶさに見つめてきた著者が
導き出した実体験に基づく「がんとの共存」の掟とは――。