楽譜も読めない大学生が、いきなりプロに。
折しも音楽界は空前の激動期を迎えていた!!
[目次]より
はじめに
一章 狭山(さやま)米軍ハウス
二章 雪山ステッペンウルフ
三章 憧れのセッションマン
四章 デビューコンサート
五章 音楽業界の入口で
六章 ペニーレインでバーボンを
七章 ルージュの伝言
八章 A HARD DAY'S NIGHT
九章 スタジオと煙草とツアーと酒と
十章 ミュージシャン行動学入門
十一章 音楽という仕事
十二章 忙しいことはいいことだ?
十三章 風がやんだ日
十四章 バンド元年〜作詞家元年
十五章 エンヤトットと小説家
十六章 音楽活動再開まで
あとがき
満足に楽譜も読めなかった大学生が、いつのまにか飛び込んだプロ・ミュージシャンの世界。レコーディング、ライブツアー、TV・ラジオ出演、各種イベント……数々の出会いと昂奮の体験。そして繰り返される離合集散の日常。折しも1970年代半ば、大衆音楽界は巨大ビジネスへの転換期を迎え、激動していた。夥しいアーティストを、ドラマーとしてステージの背後から眺めていた著者が綴る、彼らの素顔と音楽業界の実像。これは、かつて書かれたことのなかった、そしてビッグスターたちには決して語り得なかった、日本ポップス発展期の貴重な証言史でもある。