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海島の蹄
カイトウノヒヅメ
著者名 荒山 徹
在庫なし

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ISBNコード 9784396632960
判型/頁 四六判/264頁
価格 1,760円(税込)
発売日 2008/03/10

名もなき英雄の夢と挫折
隠された日朝の歴史を新しい視点で描く俊英の会心作!
高麗(こうらい)からの独立か、九州への移住か? 明(みん)の時代、済州島(さいしゅうとう)解放のために闘った倭寇(わこう)の若者がいた!

倭寇としての初陣(ういじん)船が嵐に遭(あ)い、佐志北斗丸(さしほくとまる)は耽羅(たんら)(済州島)へ漂着した。モンゴル人牧子(ぼくし)セシェルのもとでの新たな人生。その平穏な日々は長くは続かなかった。元(げん)壊滅を図る明(みん)が2千頭の貢馬を要求し、その意を受けた高麗(こうらい)軍の侵攻が今まさに始まろうとしていたのだ。新たなる故郷を護るためモンゴル牧子の名門19家は、耽羅独立を夢見る貴族車玄有(しゃげんゆう)と手を組み圧倒的兵力を迎え撃つが……。
(「海島の蹄」より)
時は中世、混迷を深める韓(かん)半島を舞台に、日朝の歴史の闇を大胆な発想で描く渾身作!