撃て!〈世界〉を終わらせないために。
「3.11」以後──
現代文明への限りない憎悪と絶望、そして希望
「俺と一緒に、あの死にかけた核モンスターに、トドメを刺しに行きたいか?」
絶望的な気分でテレビの選挙速報を眺めていた俺は、その時不意に思った、なんとしても、ここでストップさせねばならないと──。
そして、もしかしたら今回の事故は、将来訪れるであろう地球規模の破滅を回避する為の、最後のチャンスなのかもしれない。
だが、原発をずっと推進してきた政府、電力会社、そして、目先の利権にしがみ付く官僚や政治家、マスコミ、科学者、その他諸々の、うんざりするほど強大なクソ野郎共に、原発から手を引かせるにはどうすればいいのだろう。(本文より)