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村上春樹で世界を読む
ムラカミハルキデセカイヲヨム
著者名 重里徹也/三輪太郎
在庫なし

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ISBNコード 9784396634209
判型/頁 四六判ハード/280頁
価格 1,650円(税込)
発売日 2013/08/30

何がここまで私たちの心をとらえるのか。
『羊をめぐる冒険』から『“多崎つくる”』まで、
深遠なるその物語世界を徹底的に掘り下げた、白熱の対論集。

『ノルウェイの森』と「無常」の思想/「60年代全共闘」と「理想の共同体」への幻滅/
『1Q84』「リトル・ピープル」と「空気さなぎ」をどう読み解くか

『ノルウェイの森』の俗世から離れた「阿美寮」という「理想郷」/ハードボイルド、チャンドラー/数へのこだわり、関西文学の系譜/三島由紀夫『豊饒の海』への意識/『羊をめぐる冒険』の“羊”とは何か?/「やれやれ」は消して読もう/『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』とテーマパーク的消費社会/吉本隆明・大江健三郎の影響/「高度資本主義社会」への痛烈な批判/1995年の「阪神淡路大震災」と「地下鉄サリン」/無意識の深みへ、シンクロニシティ〜ユング、河合隼雄/オウム事件への深いコミットメント/『海辺のカフカ』で、連綿と続いた主人公「僕」の系譜は切れたのか?/「カフカ少年」=酒鬼薔薇少年?/『1Q84』という総合小説への執念/「アンチ・アンチ・ロマン作家」/ガラパゴス化した名古屋・日本・昭和・「3.11」とギリシャ神話と『“多崎つくる”』/etc.