これはただのフィクションではない。
警告の書だ!
元幹部自衛官の著者が放つ
超一級軍事サスペンス!
最先端技術と知謀を駆使した沈黙の戦い――
史上最速の潜水艦 vs 姿を消す新鋭潜水艦
圧倒的リアリティで迫る興奮の海中バトル!
傑作ミリタリー・サスペンス『黎明の笛』に続く第2弾!
尖閣(せんかく)諸島に中国駆逐艦「石家荘(せっかそう)」が接近、日本政府は海上自衛隊護衛艦「あきづき」を派遣した。中国国内の政治情勢悪化にともない、両国の情報戦が激化している矢先のことだった。一方、新型ソナー兵器開発に携(たずさ)わる海自技官木村美奏乃(きむらみその)は、5年前に潜水艦事故で亡くなった婚約者の死の謎を追っていた。やがて、「あきづき」が魚釣(うおつり)島近海で消息を絶ち、緊迫する東シナ海へ、わが国初の女性首相御厨(みくりや)は、新型ソナー兵器を搭載した潜水艦「こくりゅう」投入を決定。木村も乗艦することになったが……。緊迫する日中関係はどうなるのか。婚約者の命を奪った事故の真相とは?沖縄トラフの海中を舞台に、最先端技術と頭脳を駆使した熾烈(しれつ)な戦いを圧倒的迫力で描いたミリタリー・サスペンスの傑作!