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草笛物語
クサブエモノガタリ
著者名 葉室 麟

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ISBNコード 9784396635251
判型/頁 四六判ハード/280頁
価格 1,760円(税込)
発売日 2017/09/11

日本人の凛(りん)たる姿を示す
著者畢生(ひっせい)の羽根(うね)藩シリーズ、
待望の第5弾!

蒼天に、志(こころざし)燃ゆ。
〈蜩(ひぐらし)ノ記〉を遺した
戸田秋谷(とだしゅうこく)の切腹から16年。
泣き虫と揶揄(やゆ)される少年は、
友と出会い、天命を知る。

羽根藩江戸屋敷に暮らす少年赤座颯太(そうた)は、両親の他界に伴(ともな)い、母方の伯父(おじ)で藩校教授の水上岳堂(みずかみがくどう)預けとなり帰国した。国許(くにもと)では、江戸で颯太が小姓(こしょう)を務めた同い年の世子鍋千代(せいしなべちよ)を巡り、彼を推(お)す中老戸田順右衛門(とだじゅんえもん)と、御一門衆の三浦左近(みうらさこん)を推す一派が対立。岳堂は颯太を騒動から遠ざけるため、親友の薬草園番人檀野庄三郎(だんのしょうざぶろう)に預けることに。やがて鍋千代が国入り、颯太は再び小姓として陰謀渦巻く城に上がるが……。