四十歳妻子持ち、門倉課長、新入(しんいり)男子に
不惑の恋わずらい!?
なんだろう、この気持ちは……。
『年下の男の子』の著者が描く、中年男子の第二思春期
平凡な毎日だった。
あいつが同じ部署にやってくるまでは。
ビール販売会社で営業課長を務める門倉(かどくら)の部署に二十八歳の加瀬夏生(かせなつお)が
中途入社で配属された。なぜか加瀬が気になりいつも彼のことを考えてしまう門倉だったが、ある日
会社帰りに、加瀬に遭遇、一緒に酒を飲むことに。しかし、目の前で眠り始めた加瀬に、門倉は
予想もしなかった行動に出てしまう!
これ以降、加瀬に馴れ馴れしくする取引先に嫉妬するなど、徐々に加瀬への気持ちが
「特別なもの」であることに気づいていく門倉。
そんな中、出張で同じ部屋に泊まることとなり……