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道化師の退場
ドウケシノタイジョウ
著者名 太田 忠司
在庫なし

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ISBNコード 9784396635701
判型/頁 四六判ハード/328頁
価格 1,760円(税込)
発売日 2019/07/12

はじまりは孤高の女性小説家殺しーー
余命半年の探偵が挑む最後の事件

犯人捜しは新たな悲劇を呼び、
ついに驚愕のラストが!?


茅ヶ崎のホスピス篤志館(とくしかん)を、ひとりの青年ーー永山櫻登(はると)が訪ねた。
俳優桜埼真吾との面会だ。
桜崎は「リア王」の道化師を当たり役にしながら、素人探偵としても名を馳(は)せ、いくつもの
事件を解決していたが、末期の膵臓癌で余命半年を宣告されていた。

前年の夏、小説家来宮萌子(きのみやもえこ)が自宅で殺害され、容疑者として
櫻登の母春佳(はるか)が連行された。

春佳は「彼女の死に対して、わたしに責任がある」の言葉を遺し謎の自殺。

母の無実を信じる櫻登は、櫻崎に真相究明の助けを求めたのだ。
桜崎の指示で、萌子の担当編集者や、創作のために棄(す)てた家族を
訪ねて真相を追う櫻登。だがその先に新たな惨劇が待ち受けていたー!