「東日本」から10年「阪神・淡路」から26年
二つの被災地をつなぐ震災三部作 完結編
伝えなければいけないこと。それはーー
NHK「かんさい熱視線」「おはよう日本」著者出演で話題の本
この作品はーー
阪神・淡路大震災で被災し、妻子を亡くした小野寺徹平(おのでらてっぺい)。
東日本大震災で被災した東北の小学校に応援教師として赴任し、二年を過ごした小野寺は、
神戸へ戻り、教え子の相原(あいはら)さつきが代表を務めるNPO法人の活動に奮闘していた。
震災で起きたことを語り継ぐ活動を通じ、被災地復興の主役はその土地でこれからの人生を歩む
若い世代であるとの思いを強くする。
その一方で、住宅、五輪、ボランティア、産業誘致など「復興」の掛け声の下で生じる新たな課題。
俺は何をするべきかーー小野寺がたどり着いた、ひとつの結論とは。