人は弱い。弱いからこそ、誰かのために生きていく。
「第一回警察小説新人賞」受賞作家の優しさに満ちた物語。
人生得たり、喪ったり、出会ったり、別れたり。
大切な人との幸せな記憶ーー書きかけの本に隠された秘密は?
書店員さんから押し寄せてくる感動と共感の声。
「言葉」は命を救う光であり、生きる希望だと深く感じました。
先が見えない夜道を、穏やかな月の明かりが照らしてくれるような、
温かみと優しさがあふれた物語。
(紀伊國屋書店 福岡本店 宗岡敦子さん)
大切な人に触れられなくなっても、一緒に生きていくことはできると
読んだ今なら思える。大人だって泣いていい。涙が笑顔に変わるとき、
心がどうしようもなく震えた。
(ジュンク堂書店 滋賀草津店 山中真理さん)
後悔を抱えて、人は別れる。月のうらがわでもう一度会えるなら、
どうやってでも行きたい。大切な人を亡くした人たちの願いが
真っすぐ過ぎて、途中で何度も手をとめた。
(水嶋書房 くずは駅店 永嶋裕子さん)