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「在支二十五年」米国人記者が見た戦前シナと日本 / 上
ザイシニジュウゴネンベイコクジンキシャガミタセンゼンノシナトニッポン / 上
著者名 著/ジョン・B・パウエル 訳/中山 理 監修/渡部昇一

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ISBNコード 9784396650414
判型/頁 四六判ハード/392頁
価格 2,090円(税込)
発売日 2008/03/21

東京裁判却下資料――連合国側にとって
「明かされては困る真実」とは何だったのか?!

小堀桂一郎氏推薦!
『紫禁城の黄昏』と並ぶ
重要文献、初の全訳!

1917年2月、上海に上陸した著者は、 以来25年、その地で英字紙編集長の職にあって、 さまざまなシナの歴史的事件に立ち会い記録してきた。 その立場は「親中反日」で貫かれているにもかかわらず、 東京裁判の弁護団は、 この著書の抜粋を弁護側資料として提出し、 裁判所はこれを却下した。 連合国側が明らかにされたくなかった真実とは何なのか――。 刊行から63年、本邦初の完全訳、待望の刊行。

『紫禁城の黄昏』と並ぶ意義ある出版
〈推薦の辞〉小堀桂一郎
 東京裁判法廷での審理が辯護(べんご)側立證の段階に入ったところで、辯護団は本書からの抜萃(ばっすい)を提出することを試みている。然(しか)しそれらは、さまざまな理由を付けて、次々と却下されて行った。却下理由の中には、訴追国二国にとっての不快な言辞を弄してゐる、などという感情的判定もあった。二国とは言ふまでもなく当時の中華民国とソ連である。
『紫禁城の黄昏』と並ぶ価値を有する本書は、特に西安(せいあん)事件から国共合作にかけての運命的大転換を、現地に居て観察し記録した実に貴重な証言である。所謂(いわゆる)戦間期の二十五年に於ける支那大陸の政治と社会の実相を、行間から入念に読み出すことのできる好個の史料として、此書(このしょ)を広く世の読書人諸氏に推薦したいと思ふ。