HOME > 書籍 > 祥伝社の書籍 > フォードVSフェラーリ 伝説のル・マン




黄金の'60年代――自動車王たちの覇権争奪
フォードVSフェラーリ 伝説のル・マン
フォードブイエスフェラーリデンセツノルマン
著者名 A・J・ベイム/赤井邦彦/松島三恵子
在庫なし

※在庫について
ISBNコード 9784396650469
判型/頁 四六ソフト/408頁
価格 1,980円(税込)
発売日 2010/09/10

FORD VS FERRARI
レースは
クルマを売るための道具だった
ブラッド・ピット主演映画の原作
ヘンリー・フォード2世とエンツォ・フェラーリ。
ふたりの闘いは国同士の対立にまで発展した。
そしてサーキットにはレーサーたちの屍が残された――

<自動車が最も美しかった時代。その陰に――>
ベイムは、人間フォードと人間フェラーリの確執を、
ル・マンでの対決を舞台に実に見事に活写している。
読み進めて、「ああ、こんなドラマが隠されているのか」と、溜息が出た。
フォードもフェラーリも共に自らの帝国に生きる王だ。
かつてヨーロッパで繰り広げられた領土奪略の闘いのように、
フォードとフェラーリは名声を賭けて争う。
名声の裏には巨額の金が動くビジネスが見える。
(訳者解説より)

<「栄光」の陰に隠れた、ナショナリズムと悲劇>
ル・マン24時間は当初からスポーツカー・レースだった。しかし、'50年代、'60年代にはそれ以上の意味を持った。スポーツカー業界にとっては、過去に類を見ない素晴らしいマーケティング・ツールだったのだ。
有名自動車メーカーは、レースコースで自分たちのクルマが世界一だと証明してくれる公道でも走行可能なクルマを作った。
しかし、スポーツカー・レースには、その美しさと同じほどの危険がつきまとった。
そして、ル・マンはその最たるものだった。
(著者序文より)