もっと鳴いてみろ、お前は俺の所有物なのだから。
哀しみで心を閉ざした青年×記憶を失くした少女
10年越しに叶えた初恋と、待ち受ける衝撃の結末。
私は誰の『身代わり』なのですか?
冷たい母親によって、とあるセレブ屋敷に高値で売られてしまった色羽(いろは)。そこで彼女を待っていたのは、美しい双子兄弟の弟・嵐士(あらし)の専属メイドとしてカラダでご奉仕をするという仕事だった……。嵐士の気の向くままに抱かれ続ける色羽だったが、あるときから、彼が自分を通して「別の誰か」を見ていることに気づく。そして屋敷には、近づくことを禁じられている謎の小部屋があって――?
「私は身代わり人形。ご主人様に笑ってほしくて、今日も抱かれにいきます――。」