実習でよく出合う患者さんや、国試に出題された患者さんの事例を元に、症状別に必要なフィジカルアセスメントを解説。患者さんの訴えから、いま身体で起こっていること(=病態生理)も学べます。
おもな内容
・Story を読む前に
・聴診器のしくみ
■呼吸器系の
病態生理とフィジカルアセスメント
・呼吸器系の基礎知識
・Story1 “息苦しい” 呼吸困難
・Story2 “咳が出る” “痰が出る” 咳嗽・喀痰
■循環器系の
病態生理とフィジカルアセスメント
・循環器系の基礎知識
・Story3 “胸が痛い” 胸部圧迫感
・Story4 “脈が飛ぶようだ” 動悸
・Story5 “胸が締めつけられるようだ” 胸部絞扼感
・Story6 “息が苦しい” 呼吸困難
・心電図波形の読み方
■消化器系の
病態生理とフィジカルアセスメント
・消化器系の基礎知識
・Story7 “お腹が痛い” 腹痛(1)
・Story8 “お腹が痛い” 腹痛(2)
・みぞおちのあたりが痛む急性膵炎
■脳神経・運動器系の
病態生理とフィジカルアセスメント
・脳神経・運動器系の基礎知識
・Story9 “むせる” 嚥下障害
・Story10“突然、頭が痛くなる” 頭痛
・Story11“立位がとれない” 意識障害
・Story12“手足がうまく動かせない” 麻痺
■内分泌・代謝系、腎・泌尿器系の
病態生理とフィジカルアセスメント
・内分泌・代謝系、腎・泌尿器系の基礎知識
・Story13 “悪心や手の震えがある” 低血糖
・Story14 “立ちくらみがする” 貧血
■皮膚・感覚器系の
病態生理とフィジカルアセスメント
・感覚器系の基礎知識
・Story15 “水疱ができて痛い” 発疹
・Story16 “くらくらする” めまい
・Story17 “視野が欠けて見える” 視野欠損
・感染症と学校保健安全法
■小児科、婦人科、高齢者の
病態生理とフィジカルアセスメント
・小児の基礎知識
・Story18 “嘔吐、発熱、下痢などがみられる” 脱水
・Story19 “リンパ節が腫れている” リンパ節腫脹
・Story20 “骨が折れた” 骨折
・小児の発熱、・小児に多くみられる熱性けいれん、全身の血管の炎症を引き起こす川崎病
本書に出てくるおもな検査基準値、略語