新たな“バットマン・サーガ”はここから始まった――。
バットマンの息子ダミアン……今まで封印されていた設定を
奇才グラント・モリソンが蘇らせた衝撃作!!
さらに本作の原点にして、ダミアン誕生秘話を描いた
「バットマン:サン・オブ・デーモン」も同時収録!
【内容紹介】
バットマンの前に突如現れた少年。それは、宿敵ラーズ・アル・グールの娘タリアと、バットマンの間に生まれた息子ダミアンだった! タリアとダミアンの狙いは何なのか……。父と子の絆、軋轢、そして葛藤を描いた衝撃作がついに初邦訳! 『バットマン:アーカム・アサイラム 完全版』『WE3 ウィ―スリー』のグラント・モリソンと『バットマン:ザ・ラスト・エピソード』(いずれも小社刊)のアンディ・キューバートが“ダークナイト”の正史を塗り替えたことで知られる名作『バットマン・アンド・サン』。これはグラント・モリソンの壮大なる“バットマン・サーガ”の始まりにすぎない……。
●収録作品●「バットマン:サン・オブ・デーモン(作・マイク・W・バー/画・ジェリー・ビンガム)」「バットマン・アンド・サン」
【著者紹介】
●グラント・モリソン[作]
1960年生まれ。ライター。スコットランドのグラスゴー出身。1978年にコミック業界デビュー。不遇な時代を乗り越えて、1988年に創刊されたDCコミックスの『アニマルマン』や『ドゥーム・パトロール』等のシリーズで脚光を浴びる。以来、モリソンは20年以上DCコミックスのために働き、名実共に現在のDCコミックスを代表するライターの一人となった。代表作は『JLA』『バットマン』『ニュー・X-MEN』『インビジブルズ』『オールスター・スーパーマン』『バットマン:アーカム・アサイラム』『WE3』など多数。一方でコミック史を綴った『スーパーゴッズ』(小社6月刊行予定)なども手掛けている。
●アンディ・キューバート[画]
1962年生まれ。アーティスト。父親ジョー(1926-)と兄アダム(1959-)もコミック・アーティストである。1990年にDCコミックスの「アダム・ストレンジ」でデビュー。その後、マーベルに移籍した彼は、1992〜1996年頃まで『X-MEN』を手掛け、マーベルのさらなる繁栄に大きく寄与した。2005年にDCコミックスと専属契約を交わし、グラント・モリソンをライターに迎え、『バットマン』誌のレギュラー・アーティストに就任することになった。アンディ・キューバートは『ウィザード』誌の人気アーティストトップ10の常連となっており、名実ともに実力派アーティストの一人である。
●高木亮[訳]
1967年生まれ。三重県出身。アメコミ情報サイト「アメコミくえすと」管理人。主な訳書に『バットマン:アーカム・アサイラム 完全版』『バットマン:ラバーズ&マッドメン』『ジョーカー』『バットマン:ノエル』『マーベル・アベンジャーズ事典』(いずれも小社刊)などがある。