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日本とドイツ、それぞれの戦後を分けたもの
大計なき国家・日本の末路
タイケイナキコッカニホンノマツロ
著者名 クライン孝子
在庫なし

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ISBNコード 9784396613426
判型/頁 四六判ハード/288頁
価格 1,760円(税込)
発売日 2009/09/07

見るも無惨なこの体(てい)たらく
北方領土は返ってこない
ロシアの資源も手に入らない
この先、日本はどうしたらいいのか
ドイツに学ぶべき教訓とは

日本が再び立ち上がるための教訓とは
周辺国との関係を修復し、ロシアとも巧みに連携をはかり、いまやEUの実質的中心国としてゆるぎない存在感を見せつけるドイツ。それに対して、アジアにおいても世界においても、その存在感がますます希薄になりつつある日本。その差はどこから生じたのか。
戦後補償、周辺国との関係、領土問題、再軍備、歴史教育、情報機関、メディア、政治家など、それぞれのテーマで日独の戦後64年を比較検証し、現在の日本の問題を浮き彫りにする。
日本が再び立ち上がるための教訓が、ここにある。

日本がドイツに学ぶべき点は何か
著者のことば
戦勝国の横暴に対して、忍従すべき点は忍従し、適当に聞き流す点は聞き流し、いつのまにか自主憲法の制定、再軍備、独自外交の展開にこぎつけたドイツ。一方、なんでも言いなりになって洗脳され、国家としての芯を抜かれてしまった日本。
ロシアの天然資源をめぐっても、北方領土問題を筋論で押し通し、外交の硬直化をきたした日本に対し、怨念を胸に秘め、現実外交に徹し、今や天然ガスのパイプラインをバルト海海底を通して直接結ぶことに成功したドイツ。
長い戦乱の歴史を通して「戦争で負けて失ったものは、戦争で取り返すしかない」という現実を熟知していたドイツと、初めて敗戦を経験した日本の差と言ったら言い過ぎだろうか。